漏水対応 保険をどう使うか

管理会社に在職している時から、漏水事故があると現地に急行していました。まずは現場をみないと。いつも助けてくれる専門業者さんたち。何度も夜中にたたき起こして申し訳ないです。これって働き方改革的にまずいですかね。現場で一次対応(原因箇所を特定し、ひとまず漏水を止める)できなかったことは、ほぼありません。問題は、その後の筋道。加害原因(漏水の原因)、被害箇所修復、加害・被害箇所の専有部・共用部の見極め等。
 多くの場合、マンション損害保険を適用することが多いのですが、これが意外に難しい。分譲マンションの場合、加害専有部のオーナー(区分所有者)は火災保険に個人賠償を付加しているケースは非常に少ないのです。じゃあ、被害専有部の修復には誰がお金を出すの?って話になりますよね。これ本当にもめます。加害箇所、被害箇所ともに専有部だった場合、専有部どうしの話し合いということが原則ですが、人間ですから、少なからず感情的になることもあります。とくに原因が過失だったような場合は大変。

 保険は加害者、被害者、管理組合と3者の保険をよく吟味してもらい判断します。上記に記したように加害者(専有部オーナー)はローンを組んだ時に加入する火災保険に個人賠償保険を付加することはまれです(きっちり付加している方もいます)。だからと言ってあきらめない。他にどのような保険がありますか。現代社会では、知らないうちにいろんな保険に入っているもの。私は過去に、自動車保険から適用してもらったこともあります。
 漏水事故の場合は、やはり専門家が入って解決してあげるのがよいと思います。

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