いよいよ年末だ。多くの管理会社も休みに入る。マンション管理士はコンサルであったり、アドバイザーなので、個人事業主や少数の株式会社の場合が多く、休みがあるのかないのか分からない。
私の場合は、マンション管理事務所は個人事業主として事業届をしているが、実質一人で動いているわけで、いつが休みなのか分からない。
とくに年末は、緊急の電話が入ることが多く、アルコールを入れないようにしている。なぜ、年末に緊急が入るのだろう。漏水、小火、設備不良、質問等、12月31日に出動したことは数知れずだ。やはり、休みに入り、普段と違うことをすることで、トラブルが起きるのだろう。
これは、私の個人的感想だが、年末は給湯器が壊れやすい(気がする、、、)。そう感じるだけかなあ。本日もある方から、建物に設置している給湯器が壊れた。メーカーに聞いても在庫がない。家電量販店に行ってくれ、と言われたとのこと。実際には、この方の場合、給湯器というよりエコキュート。つまりオール家電の部屋であり、温水器だ。
ご存知のように、現在の日本はコロナ禍で、給湯器、温水器、トイレ、ゥォシュレットなどの設備機器が在庫皆無の状況だ。テレビのニュースでは、オリンピック村の新築マンションに取り付けた給湯器を取り外し、市場に代替えしているような状況だ。ベトナムのロックダウン、半導体の不足などが原因だと言われているが、21世紀になって、こんなことが起こるとは想像だにしなかった。
本当に無いんですよね。メーカー、卸し、建材屋、大手・中小、所かまわず連絡したが、まったくない。ガス給湯器はかろうじてある状態。エコキュートは皆無と言ってよい。
結局、ブレーカーの入り切りをして、リセットしてなんとか復旧した。これは苦肉の策。もっとも直近で来年の1月17日に1台入荷する可能性をおさえた。もし、今回のブレーカーの入り切りで、リセットできてなければ、1月17日まで、そのお宅では、お湯が出ない。この真冬にだ。江戸時代でも、こんなことはなかったのでは。(まあ江戸時代の考証はしたことがないが、、、💦)
給湯器やトイレは、多くが専有部に設置されており、共用部とみなすことは少ないため、それほど表立って問題になっていないが、給湯器を管理組合の一括管理としているマンションも多くはないけれど少なからず存在する。そのようなマンションでは、大きな問題になっているのではないか。給湯器が壊れたら、交換できないのである。こんな時代が来るとは夢にも思わなかった。
数少ない給湯器をめぐり、価格の高騰が起こらなければよいが、、、。