第三者管理方式に切り替えたいという管理組合の理事様たちとお会いしました。自主管理のマンションです。築30年ですが、分譲会社、管理会社の倒産で、ご自分たちで組合を立て直し、同時に法人化もし自立してこられました。
今もっとも悩んでおられるのが次世代への引継ぎです。どこにでもある役員の高齢化問題。成り手がいないということです。自分たちが理事を引いた後、そのノウハウを誰に伝えるか。どこでも考えるのが、外部専門家を理事会に入れるという方式。これが第三者管理方式です。もちろん、この方式にもいくつかの方法があります。外部専門家を理事長にするか、一理事とするか。監事という方法もある。また監事は外部監査という方法もある。
まずは外部専門家を理事会に招き入れるように管理規約を改正すること。その後、または同時に外部専門家選任についての細則を総会に上程しなければなりません。
これまでは自主管理でなんでも自分たちでやってきたマンションです。今後は外部専門家を入れ、業務の一部は管理会社に任せるしかないか、とのお考えもあるようでした。
今後、数年かけて後輩への道筋を立てたいとのことでした。長期的な視野で、ご相談に乗らせていただければと思いました。