貯水槽清掃してきましたーなぜか早朝。-眠いです💦

先週、あるマンションで早朝の4時から当事務所にて貯水槽清掃を実施しました。
 ※当事務所 組合運営コンサル以外にも、ある程度管理点検業務も請け負います
貯水槽清掃は、貯水タンク(10トン以上)のあるマンションでは年1回の実施義務があります。有資格者に清掃を依頼して、水質検査を実施します。その報告書は、その後の簡易専用水道検査の際にも提出しなければいけません。
 でも、なにもそんな早朝に実施しなければいけないことはない。いや、普通はこんな早朝にやりません。だって普通の業務ですからね。
 じゃ、なぜ、こんな早朝に。
 じつは、このマンション。近隣で深夜に水道局の給水本管工事があったんです。(-_-;)
 それと、早朝清掃とどういう関係があるかって?。感のよい方なら気が付いたかも知れません。
 公共の水道工事ってよく行われていますが、この場合、水道局が「工事後、しばらく赤水が出る可能性があるため、水道水を出してからご使用ください」的な文章を配布することがあります。工事前に止水栓(多くは量水器メーター)バルブを閉めておいて、工事後開放します。その場合、止水栓までで停まっていた給水が圧で一挙に散水栓まできますが、その圧力で赤錆などを剥いでくるケースがあります。そのため、バルブ開放後は、しばらく水道水を出し放しにしておくよう注意文章が配られます。
 まさしくこのケースなのですが、マンションの場合、本管バルブを開放後、一挙に貯水槽(タンク)に赤水が流れ込む可能性があります。もちろん全戸に赤水が流れていく可能性もあるのですが、赤水は同時にストレイナー(ゴミ防止網)を詰まらせる可能性もあります。
 じつは今回、予想外のことが起こりました。
 早朝に貯水槽清掃を実施した理由は、赤水が入ったタンク内の水を一度廃棄して、きれいな給水に入れ替えることが目的でした。それであれば、年1回の貯水槽清掃をかねて行えば、費用的に無駄がないということです。ただし早朝なのは少しつらかったですが。
 予想外の出来事とは、バルブを開放した直後、貯水槽の手前にあるFMバルブが赤水か砂か分かりませんが、機能しなくなったことです>
 FMバルブとは「定水位弁」と呼ばれる装置で、貯水槽の水量を適量に保つバルブです。要するに貯水槽の水位は減ったら補充。増えたら給水停止を繰り返します。一般的にはボールタップの浮き沈みの動きに連動して作動します。
 今回は、赤水の中の砂を噛んで、そのFMバルブが作動不能になりました。つまり、今回、早朝に対応しなければ、FMバルブが噛んだまま給水を停止して、数時間後には貯水槽タンクの水位がゼロになってしまっていました。つまり断水状態です。

 結局、早朝に貯水槽清掃を対応してよかったと思います。赤水でこんなことになるなんて想定もしていなかったので、、、。プロの業者の数名きていたので助かりました。その日、一日、仕事だったので、夜はバタンと寝ました。
 対応していなかったら、マンションが断水になり、もっと大変なことになっていたでしょう。よかった。

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