マンションの自動販売機について

前回のブログでマンションにおける携帯基地の問題について書きました。今回は自動販売機の設置について。これは携帯基地ほどの大問題ではありませんよね。といっても置く場所や収入が絡むので総会決議が必要です。
 あえて自動販売機をとりあげたのは、結構、マンションに置いているのを見かけるからです。
 私が初めてマンションに自動販売機を置いたのが、今から20ほど前です。それまで分譲マンションに、それほど自動販売機は置かれていなかったような気がします。自動販売機を扱う企業をベンダー企業と言ったりします。ベンダー企業が分譲マンションに営業をかけだしたのが、20年ほど前くらいからかな、という印象を持っています。
 オーナーのいるビルやマンションなら、オーナーの意向で決めれますが、分譲マンションの場合は、権限者は管理組合であるため、ベンダー企業も営業の方法をもっていなかったのだと思います。

 自動販売機でも収益事業であるため本来は、税務申告しなければなりません。でも自動販売機の売上げを税務申告しているマンションは少ないのではないでしょうか。これは、多くの場合、そのような必要性に気が付いていないか、もしくは税務申告する必要がない居住者のためだけの福利厚生施設ととらえている場合です。
 私のお世話になっているマンションでは、自動販売機をすべてオートロックの中に設置しています。そのため外部の方は購入することができません。あくまで自分たちの福利厚生施設ととらえています。この場合は収益事業をみなされないと判断しています。
 しかし、マンション敷地内でも公道に面して設置したりすると間違いなく収益事業とみなされるのではないでしょうか。

 オーロックの中に設置すると、ベンダーの担当者が定期的に集金と飲み物の交換にきます。それは、管理員さんや誰かがきっちりと対応しているのでしょうね。
 一般的に販売価格の割引は管理組合で決めれるので、マンションにある自販機って、外よりも少し安いですよね。その分、売上も低くなりますが。
 

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