委託契約の見直し

管理会社の委託料の適正価格は

 年間顧問契約をしている管理組合で、管理会社の委託契約料の見直しをしました。
同管理組合では、管理会社との関係は良好でしたが、管理費予算が赤字となり余剰金を食いつぶしている状態でした。光熱費や雑費、小修繕費を削るには限界があり、管理会社にお願いをしました。その場合、管理組合だけでは、委託料金の適正価格が読めず、私のほうで減額案を作成しました。管理会社にとってはかなり厳しいものだったと思いますが、こちらが想像するに、なんとか粗利を残せるぎりぎりだったのではないでしょうか。同時に管理組合も管理費の値上げを総会に上程し可決されました。

  管理委託料の適正な価格は、何を根拠に判断すればよいのでしょう。よく管理会社はぼったくりのように言われますが、現場を見ていると決してそうは思えません。管理会社のフロントをはじめ、内勤の方も、かなり大変な仕事です。売上が高くても、仕入れが多いのも事実で、管理員さんの給与、点検業者への支払を仕入れと考えると、差し引いた分が粗利となり、それも純利益ではありません。

 私が想像するに、管理会社の売上に対する粗利率はおおよそ15%~30%くらいではないかと推測しています。

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