レーベンコミュニティ 再登録申請

 レーベンコミュニティという管理会社が自主廃業を申請し、同時に再登録を申請したというニュースを見た(マンション管理新聞1221号令和4年11月25日)。同件は、当然、同社のホームページにも掲載されている。

 同社は業界での知名度もあり、私も一度だけ、競争入札の場で、遭遇したことはある。私にはそれ以外の印象は無い。

 同社と管理委託契約を締結している管理組合は心配なことだろう。廃業の理由は、役員が交通違反で執行猶予付き有罪判決を受けたことで、マンション管理業許認可の欠格事由に該当したため。

 マンション管理適正化法83条の管理業登録の欠格事由に該当した。会社法に違反しないため、同役員の会社への報告が遅れたらしい。

 適正化違反により、監督官庁からの登録取り消しの前に、同社は自主廃業を決め、新たな登録申請を行ったということだ。なるほど、こんなやり方があるのか、と思ってしまった。

 とにかく現在は登録業者でないため、基幹事務を含めた管理業は行えない状態だ。これでは管理組合は困ってしまう。そのため、考え出された案が、同社が第三者の業者と契約し、そこが管理を請け負う。いずれ登録が再開されたら、第三者の業者からレーベンコミュニティが契約を引き継ぐ、という形らしい(説明が下手ですみませんー💦)。

 要するにマンション管理業は登録制であるため、登録が取り消されると、翌日から管理業が行えない。つまり理事会の開催にも同席できないし、月次の会計報告さえ実施できないという状況となる。当たり前といえば、そうなんだが、結局、顧客が迷惑を被るということか。

 質の悪い社員がいたら「3か月間、クレームを受けなくていいや」なんて思うような輩も出てこないとは言えない。こういう場合の救済措置を、決めておくべきかも知れない。あっ、なぜ3か月かというと、再登録までに3か月はかかるだろうと見られているから。

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